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ゼミ(演習)紹介

専門性を深める

1年次後期から、13ある保育・教育学演習(ゼミ)から1つを選びます。少人数制できめ細かな指導の下、興味のある分野をじっくり掘り下げ、専門性を深めます。

「社会認識」 学科長 長沼 秀明

【内容】
文学作品の講読をつうじて各自が保育・教育学に関する諸問題を発見・分析し、皆で討議します。授業をつうじて各自が保育者・教育者として必要な社会認識の基本的能力を培うことができるよう指導します。1年次は、イタリアの作家エドモンド・デ・アミーチスの名作『クオレ』を講読します。

【コメント】
『クオレ』(1886年刊行)には、今から130年ほど前の北イタリアの都市の1年間の学校生活が小学4年生の日記形式で綴られています。家族や町の人びとの姿も活き活きと描かれています。毎回、積極的に課題に取り組み、発言して、学生諸君同士、お互いに大いに学びあってください。

「特別支援教育」 教授 井上 昌士

【ゼミの内容】
障害のある子どもたちやちょっと気になる子どもたちの特性や支援方法・内容、教材などをについて、テーマを設定して考えていきます。今後求められていくインクルーシブ保育・教育の理念を踏まえて、保育者、教育者として何ができるか、どのようなことが必要なのかと問う視点を大切にして取り組みます。

【コメント】
障害の有無にかかわらず、特別な支援が必要な子どもたちに対して、共生社会の形成を担う一員であるという自覚をもって、主体的に関わっていく姿勢を身に付けていきましょう。

「体育・健康科学」 教授  小山内 弘和 博士(体育科学)

【内容】
運動を様々な視点からアプローチしてみます。これまでは、運動遊びの作成・実践・まとめを積極的に行っています。また、みんなが未知な運動や苦手な運動へのチャレンジで、「初めて」や「できない」について再考し、「出来るようになるには?」についても考えてみます。生体信号の一つである「心拍数」の測定も行ってみましょう。

【コメント】
体育アリーナを利用して実践的なことも行いますが、運動ができる・できないよりも、準備や後始末、計画や反省のような作業がとても大切になります。集団での活動が多くなることから、輪を大切にしながら「楽しく」、「一生懸命」であることを期待します。

「造形・美術教育」 教授 木谷 安憲

【ゼミの内容】
実習はもちろん、どんな園児の前で演じても「面白い!」と言ってもらえる絵本の制作をします。また、紙芝居の制作・実演もあります。自信を持って人前で話す力をつけていきましょう。時には、共同で大きな作品を制作することもあります。

【コメント】
制作の他に、美術館見学や幼稚園訪問をしています! 楽しく学びを深めることを目標としています。

「保育学」 教授 関根 久美

【内容】
保育活動において重要なツールである児童文化財について研究します。ペープサート、パネルシアター、エプロンシアター、手袋人形などの作成、発表を通して乳幼児の心身の発達の特性、保育者の役割を学んでいきます。また、伝承遊び等についても研究し、「遊び」の楽しさについて理解を深めていきます。

【コメント】
子どもにとって保育者は「楽しい」を提供してくれる特別な存在です。保育者の卵として「遊びの楽しさ」を五感で感じ表現する時間をゼミの仲間と共有しましょう。

「臨床保育学」 准教授 岩崎 桂子

【ゼミの内容】
 保育には、様々な保育方法があります。年齢や子どもの興味・関心に応じた保育を行うためには多くの保育技術を身につける必要があります。
 ゼミでは、実習や就職後に活用できるようなペープサートやパネルシアターの作成演じ方の練習を行います。
オープンキャンパスや外部での実演を通じて、保育力を身につけます。

【コメント】
 学内だけでなく外部での実演を通して、保育者としての姿勢を身につけましょう。
学生のうちに自分の保育観を見つけましょう。

「音楽教育実践学」 准教授 齊藤 淳子

【ゼミの内容】
 演奏を通して、子ども達に「音楽の楽しさ」「表現することの楽しさや大切さ」を伝えられるような保育者を目指すための活動をします。そのために必要な基本的な音楽理論について実践的に学ぶとともに、太鼓や管・打楽器やドレミパイプ等による様々なアンサンブルを通して実技の習得を目指します。また、子ども達の技能の差や限られた楽器編成に合わせて曲をアレンジする方法も実践的に体験します。

【コメント】
 最初の大学祭では管・打楽器等によるアンサンブルを2学年一緒に取り組み、ミニコンサートを行います。大学祭後は太鼓によるアンサンブルやエイサー等に挑戦し、2年生は太鼓の演奏をステージで発表します。
ミニコンサートやオープンキャンパスでの模擬授業の企画・運営、太鼓の演奏会の鑑賞なども予定していますので、授業以外での練習や活動にも参加できることが条件となります。
現場では、先生方も観客の前で演奏しなければならないことがあります。ミニコンサート等を通して、人前で演奏する度胸も身に付けて欲しいと思います。

「児童文学」 准教授 佐々木 美和

【ゼミの内容】
絵本や童話に限らずアニメや漫画、玩具など「児童文学と児童文化」をテーマに、学生たちと実践を通して学びを深めていきます。2年次のゼミでは、学生自らが興味や関心のある作品や作品、玩具について研究発表をおこないます。

【コメント】
学生のうちに、なるべく多くの絵本や童話等に触れ、読み込み、専門性を磨きましょう。
実習に向けて「絵本」朗読の個別指導、絵本や児童文学をテーマとした展覧会へ見学にも行きます。

「子ども家庭福祉論」 准教授 佐藤 晃子

【内容】
「地域と子ども・子育て」をテーマに、地域での調査や体験学習(フィールドワーク)などを通して、その実態や課題を追究していきます。福祉だけでなく、教育、文化など多様な視点から考え、保育者としてより広い視野から子どもや子育てを捉えることができるようになることを目指します。

【コメント】
地域に出て、様々な人たちや実践に触れ、たくさんのもの・ことを見ること、感じることを大切にしていきましょう。

「カウンセリング心理学」 専任講師 一色 翼 博士(カウンセリング科学)筑波大学

【ゼミの内容】
保育・教育カウンセリングの知識やスキルを学ぶとともに,心理学の知見を保育・教育の場に生かす方法について考えます。具体的には,カウンセリングスキル・トレーニングや「こんな時はどうする?」という視点での事例検討を行ったり,一人ひとりが関心のある心理学に焦点を当てて研究・発表したりします。また,心理学の学びの機会を広げる目的で,学外研修(心理学に関連する施設見学)や大学祭出店も行う予定です。


【コメント】
実際の保育や教育の現場に立つと,実に多くの問題や課題に直面します。そのほとんどが人間関係,すなわち「心」に関するものです。ゼミの仲間との交流や対話を通して,自分の心を深く見つめましょう。

「教育学」 専任講師 大多和 雅絵 博士(社会科学)

【内容】
「社会と子ども・教育」に関連する様々な文献や資料を精読することを通して、学生自身がこれまでの教育経験を問い直すこと、そして多角的な視点から物事を捉える姿勢を養うことをめざします。学術的な文献だけではなく映画や音楽、美術、文芸作品など文化的な側面からもアプローチしていきます。

【メッセージ】
これまでの教育経験や社会生活のなかで「あたりまえ」と思ってきたことをあらためて問い直すこと、「なぜ?」「どうして?」という気持ちを大事にしていきましょう!

「保育・教育学演習(保育の社会学)」 専任講師 小林 佳美 博士(社会科学)

【ゼミの内容】
身近な自然物や自然事象,暮らしのなかの科学製品を活用した不思議な遊びを通して,その不思議さの解明や、その遊びをより魅力的に,楽しく展開するための方法を探求します。子どもたちの科学的なものの見方や考え方の土台となる,身近なもの・ごとに心を動かし,問いをもち,探究しようとする意欲・態度を育むためには,保育者自身にどのような経験の蓄積が求められるのかを体験的に学んでいきます.科学館への見学や自然散策の他,認定こども園の子育て支援行事での科学あそびコーナーの企画・運営等にもチャレンジします.

【コメント】
常に身の回りを見渡して「不思議!」「おもしろそう!」「やってみたい!」を探せる方を歓迎します! 計画にとらわれず,一人ひとりの「問い」を探究できるようにサポートします。

「福祉心理学(いのちの教育含む)を学ぶ」 専任講師 西内 俊朗

【内容】
 私たち人間の命は有限であり、誰一人としてこの運命から逃れられる人はいません。また私たちの生涯において実に様々な出来事に遭遇してしまう可能性があり、不慮の事故、災害、病気、経済的困難等に巻き込まれてしまった際には、何故このような苦しみを自分一人だけが背負わなければならないのかといった不条理に悩まされることもあります。
このような社会的現実を踏まえて、「人のしあわせとは?」ということをキーワードにして、社会福祉の領域における心のケアのあり方や心豊かに暮らしていける社会の実現に向けて学びを深めていきたいと考えております。

【コンメント】
福祉心理学が対象にしている、児童、障害者、高齢者、女性、暴力、貧困、疾病(難病・小児がん・AYA世代がん患者)、ヤングケアラー、8050問題、自殺未遂、末期がん患者・遺族支援などについて、具体的な実例や最新のトピックスに基づいて、お互いの率直な思いや意見を出し合いながら心理学的な支援方法についての理解を深めたいと思っています。

「幼児体育学」 専任講師 藤田 倫子

【ゼミの内容】
 子どもの「運動あそび」や「身体表現」等について、学びを深めます。子どもが力いっぱい自分のからだを使い、心を動かし、遊ぶ環境とは何かを考えていきます。


【コメント】
 保育や教育に向かうとき、疑問に思ったことや気づいたことを大切にしてください。それらを紐解いていきましょう。

「音楽教育学」 専任講師 宮澤 多英子

【ゼミの内容】
「音や音楽と向き合う」「子どもの音楽表現を体験する」「保育者として音楽を表現する」という3つの学習に取り組みます。
   
【コメント】
子どもの感性や表現力の育ちには、保育者や教師の存在が大きく影響します。授業を通して、まずは自分自身が保育者・教師としての感性を磨き、音楽的な表現力を身に付けましょう。
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