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広告会社での一日インターンシップを通して、マーケティング&広告の仕事を学んできました!
2023-07-03
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
企業のマーケティング戦略と広告・販促プロモーションの実際を学ぶ
川口短期大学ビジネス実務学科では、多くの職場を学ぶ機会を得ることを目的として、学生向けのキャリア教育を校外学習にて行っております。

2023年6月16日、昨年度に引き続き広告企画及びメディア運営・開発事業を手がける「株式会社ロウプ(Lowp)」様にハンズオン形式の研修を実施していただき、本学の専門科目である「マーケティング論」を履修する学生が、マーケティングと広告・販促プロモーションの仕事内容について学んできました。

株式会社ロウプはWeb&デジタルテクノロジーを駆使することによって、広告をはじめとするクライアント企業のマーケティング&コミュニケーション戦略を企画・提案し、事業成長を実現させる高度なスキルを持つプロフェッショナル集団です。
当日のスケジュール

9時50分
新宿区市谷左内町のロウプ本社に訪問
10時00分~10時10分
キックオフミーティング (会社説明と自己紹介)
10時10分~11時00分
「企業のマーケティング活動とコミュニケーションについて」
※マーケティングのおさらい、メディアの変化と企業のコミュニケーション活動の変化、オンラインPRなど
11時00分~12時00分
「マーケティングオートメーション*について」
※マーケティングオートメーション概論、企業のリード獲得(見込み客から顧客へ)/カスタマーリレーションシップマネジメント**の取り組み事例紹介など
12時00分~13時00分
ミーティングルームをお借りして、参加者全員でランチ休憩
13時00分~14時00分
「SNSキャンペーンについて」
※トイレタリー製品・メイクアップ製品等の具体的施策における事例紹介など
14時00分~14時40分
「ブランドコミュニケーションについて」
※ブランドマーケティング概論、企業のブランディングの取り組み事例紹介、パーソナルブランディング企画考案など
14時40分~14時50分
小休憩
14時50分~15時30分
「ロウプでの実務について」
※デジタルマーケティング関連案件での実務紹介など
15時30分~16時30分
「ワークショップ」
バナー広告デザイン案の作成など
16時30分~17時00分
デブリーフィング (総評)
*注1)マーケティングオートメーション:Webなどで収集した顧客の行動履歴データを活用することによってマーケティング活動の精度を高め、顧客との良好な関係を構築するためのITツール(マーケティング業務の自動化・効率化も同時に実現)
**注2)カスタマーリレーションシップマネジメント:上記のマーケティングオートメーションで活用する顧客データの管理方法
教室では学べないWeb&デジタルマーケティングの具体例
2019年、日本の広告費はインターネットの総額が初めてテレビメディアを上回り、2021年にはインターネットがマスコミ四媒体の広告費を上回りました(電通調べ)。加えて、2022年の東京地区のスマートフォン所有率が96.5%(10代~60代の男女合計;博報堂DYメディアパートナーズ・メディア環境研究所調べ)に達するなど、企業のマーケティング&コミュニケーションの主戦場がマスコミ四媒体からインターネットへとシフトしています。

広告メディアの変化に伴い、マーケティングオートメーションやカスタマーリレーションシップマネジメント(以下、CRM)といったWebを通して収集した顧客のログデータ活用によるマーケティング戦略の立案が重要視されるようになり、デジタルデータを活用できる人材の育成が広告業界において急務となっています。

学生は今回の1日インターンに参加することにより、短大の講義や演習だけでは習得できないWeb&デジタルマーケティングの考え方やデータ活用スキルを、具体例を題材として学ぶことができました。
学生からのコメント
今回、広告に関する職業に興味があったために参加しました。顧客に満足してもらうため、新規顧客獲得のためのマーケティング戦略について実際の話を聞いたり、Web広告の体験などができて、とても為になる時間となりました。また、日常身近にあるものがこれほど考え込まれていることに再度驚きました。(ビジネス実務学科1年)

今回のインターンシップでは、集客のために企業がどのようなキャンペーンを行えばよいのかなど戦略のことを実際に考えたり、バナー広告を作成したりしました。普段体験できないことを体験して、将来のために今何をしなければいけないのか、自分がどうなりたいのかを明確にすることができました。内容もとても楽しく、自分の将来に大きな可能性を感じました。(ビジネス実務学科1年)

CRMは、説明を聞いたときには難しそうだと感じていましたが、参加メンバーで顧客データをもとにWebでのアプローチ方法を考えるのが楽しく、あっという間に時間が過ぎました。マーケティング論の授業で学んでいましたが、実際に体験してみることで、その大変さを実感しました。(ビジネス実務学科1年)

ロウプでのインターンに参加して、マーケティング論の授業よりも更に実践的な考え方を知ることができたり、実際にバナー広告を作るなど普段なかなかできない体験ができました。時代や世の中の状況にあったマーケティング戦略を立てることが、とても大切なことだと学ぶことができました。(ビジネス実務学科1年)

広告制作のノウハウについて知ることができました。授業で学んだことを実務で体験することで、より理解が深まりました。いつも消費者の立場で見ている広告を、企業側の視点から教わることによって、今まで知らなかった世界が沢山見えてきました。実際に作った広告をプロの方に評価していただいたのは大変貴重でよい経験になりました。広告業界という興味がある分野のインターンに参加させていただいた経験を生かしていきたいと思います。(ビジネス実務学科2年)
織戸 恒男 准教授のコメント
自分ブランディングやバナー広告の制作などワークショップも交えながら、企業のマーケティング&コミュニケーション活動の実例、マーケティングオートメーション&CRMの運用、SNSキャンペーンの企画、ブランディングの実際、インターネット広告の立案など、教室内の講義では得ることができない実践的な仕事の内容を学ぶことができました。

今回の一日インターンに参加した学生は、将来の目標設定や就職活動に向けて、自信を深めることができたと確信しています。

大変お忙しい中、一日インターンの企画と研修の実施をご対応いただいた関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。


文責 川口短期大学ビジネス実務学科 織戸 恒男


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