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「保育・教職実践演習」で、上智大学多文化共生社会研究所特任所長の久田満先生にご講義いただきました
2023-11-27
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
こども学科の「保育・教職実践演習」は、教職課程および保育士養成課程の必須科目です。

「これまでの学びをふりかえる」と題し、卒業まで残すところ半年となった2年次後期に、これまで学んできた知識や技術を整理するとともに、学びの確認を行うことを目的としています。

全15回の授業のうち5回程度は、学外から保育・教育の第一線でご活躍される方々を特別にお招きし、広い視野に立って保育・教育の仕事や子どもへの理解を深めていく時間を設けています。
「きょうだい児」支援について学びました
11月22日(水)は、上智大学名誉教授 兼 多文化共生社会研究所特任所長の久田 満 先生(専門はコミュニティ心理学)に、「障害をもつ子どものきょうだい児支援‐エンパワメントの視点から‐」というテーマで講演をしていただきました。

家族の中に重い病気や障害等を持つ子どもの同胞(きょうだい)は、普通の子どもとは異なる世界を生きており、一見、世話好きで優しく、立派に見える子が多いのですが、この「きょうだい児」の中には、幼少期から親の役割を担う子どもがおり、自分自身の人生を十分に生きられていない可能性があります。

そのためこうした「きょうだい児」だけを対象にして、2泊3日のサマーキャンプを実施し、参加した子どもが一人でも多く元気(エンパワー)になれるようにという目的で行われた活動実績の一端を、わかりやすくユーモアセンスを交えながらご講演をしていただきました。
また、このキャンプ活動で紹介された様々な取り組みは、今後の保育や教育場面におけるこどもの支援活動に関してとても参考になる内容でした。
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