「保育実習指導Ⅱ」(施設)の授業で、児童養護施設に関する講義をしていただきました(こども学科・佐藤)
2024-11-13
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
こども学科1年生の「保育実習指導Ⅱ」(施設)の授業で、実習先の施設について理解を深めるため、現場で働かれている職員の方2名をお招きして、児童養護施設に関する講義をしていただきました。
児童養護施設はどんなところ?
講義では、大きく分けて、「児童養護施設とは」「児童養護施設での子どもたちの生活」「実習に向けて」の3つについて、お話しをいただきました。
具体的には次のような内容です。
- 「児童養護施設とは」・・そもそも児童養護施設にはどのような背景や理由で、どのようにして措置されるのか、児童養護施設にはどのような年齢の子どもがいて、どれくらいの期間入所しているのかなど
- 「児童養護施設での子どもたちの生活」・・児童養護施設はどのような施設・環境なのか、そこで子どもたちはどのような生活をしているのか、具体的なケースなど
- 「実習に向けて」・・実習に向けた心構えや実習の際に気をつけることなど
最後に、質疑応答を行いました。「仕事をしていて大変なこと」、「虐待を受けて入所してくる子どもへの対応で気をつけていること」、「職員として子どもに対して絶対しないと心がけていること」など、学生からの質問はなかなか難しいものばかりでしたが、具体的な事例などを挙げながらわかりやすく答えてくださいました。また、回答をうかがって、一人ひとりの子どもに丁寧に関わりながら、日々葛藤されている様子も感じることができました。
学生の感想を紹介します
「今回のお話を伺って、「児童養護施設」についてのイメージがかなり変わりました。今までは、大きな家にたくさんの子どもたちが暮らしていて、門限などのルールも厳しくて、部活などもできないのかと思っていました。でも本当の家族みたいな関係が築ける温かい家みたいだと思いました。イベントも多くて、楽しそうだと思いました。」
「もともと児童養護施設について少し興味があったのですが、お二人の話を聞いて、より一層児童養護施設に興味が湧き、もっと詳しく知っていきたいと思いました。また、「大変なことの裏返しがやりがい」だとお二人が話されていて、とても勉強になりました。正直、大変なことが多いイメージだったのですが、むしろやりがいの多いお仕事なんだなと思いました。」