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令和6年度「埼玉学園大学公開講座」のご案内
2024-07-26
カテゴリ:公開講座
公開講座
併設校である埼玉学園大学の本学の教育・研究成果を地域社会に提供する場として、公開講座を開講しています。
令和6年度は「ポストコロナの経済・経営課題―サステナブルな社会の実現を目指して―」というテーマで実施いたします。

詳しくは上記の案内チラシをご覧ください。

なお受講ご希望の方は、申込期間内に本学ホームページ(公開講座予約フォーム)もしくは電話・FAXにてお申し込みください。

ラグジュアリーブランド「シャネル(CHANEL)の歴史とブランディング活動」を学びました!
2024-07-24
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
シャネルの革命的な功績を学ぶ
 ビジネス実務学科の専門科目「マーケティング論」では、企業が消費者・顧客に製品やサービスを知ってもらい、興味をもってもらい、選んでもらうという必然をどのように作り出しているのか、履修生が具体的な事例を題材に学ぶことにより、ビジネス実務で必要とされる「マーケティング思考」を養っています。

 2024年7月2日、およそ20年の長きに渡り、「シャネル」の日本法人でリサーチ&カスタマーリレーションズ部門の責任者を務められた光成章さんをゲストスピーカーとしてお招きし、「シャネルの歴史とブランディング活動」と題する特別講義を行いました。

 「シャネル」は1910年代にガブリエル・‟ココ”・シャネル(以下、ココ・シャネル)によって創業されました。本人の名前を冠するデザイーナーズブランドの元祖ですが、世界的なラグジュアリーブランドという説明だけでは表現しきれない、革新的であり革命的な功績をファッション業界に数多く残しています。
特別講義でしか学ぶことのできないブランドの本質
 「ココ・シャネル」と言えば、その時代に欠かすことのできなかった「コルセット」からの女性の解放、つまり「女性の自由の獲得と自立の実現」を成し得たデザイナーとしてあまりにも有名ですが、ショルダーバッグ・リップスティック・コスチュームジュエリーなど新しいアイテムの発明や、主に男性用の下着に使われていたジャージー素材の女性ファッションへの提案など、それまでのファッション業界のルールを一変させたことでも知られています。現代風に表現すると、ココ・シャネルは言わば「イノベーター」、「ゲームチェンジャー」であり、世界のファッション業界に破壊的イノベーションをもたらしました。

 現在の「シャネル」ブランドは、「変わらない」とは一線を画す「ブレない一貫性」を保ちながらもイノベーションを体現し、今もなお女性の憧れを喚起する究極のラグジュアリーブランドとして、その時代に合った新しい価値とシャネル独自のスタイルを発信し続けています。

 前回の講義では「ブランディング」をテーマとして取り上げ、「企業の成長・発展のためにブランドが必要な理由」、「ブランドは顧客体験による頭の中の思い出の小箱」、「ブランドの背景・文化・ストーリーの重要性」を履修生は学びました。加えて履修生は今回の特別講義を通して、ブランドに対する新しい発見をするとともに企業のブランディング活動の実際とブランドが持つべき本質を深く理解することができました。
学生からのコメント
  • 実際にシャネルでマーケティングに携われていた方のお話を聞く貴重な体験でした。「ココ・シャネルは社会課題を解決(女性を煩わしさから自由にすること/女性の解放)するために創業した」という言葉は、解決すべき課題が多い現代にこそ実践すべき起業の考え方だと強く感じました。

  • シャネルというブランドが誕生した理由を知り、強い憧れを抱きました。将来、自分が目指す姿になれた時、シャネルを手にしたいと感じました。

  • 長く愛され続けるほどユーザーが離れず、ユーザーとともにブランドイメージも歳を重ねてしまうため、価値やスタイルを変えずにブランドも若返る必要があることを学びました。

  • 女性が暮らしやすくなるために製品を開発し、女性のために人生を賭けたココ・シャネルの生きざまに感動しました。

  • 世界的なラグジュアリーブランドに成長するためには、創業者がブレずに揺るがずに、物事を徹底的に追求し、最後までやり抜くことが大切であることを学びました。
織戸恒男准教授のコメント

 ゲストスピーカーの光成さんのお話には、ビジネスで注目すべき視点が2つありました。

 ひとつは「ショルダーバッグ(ハンドバッグ+チェーン)、リップスティック(紅化粧+弾丸の火薬容器である薬きょう)、ジャージードレス(男性用素材+女性用アイテム)など、ココ・シャネルは既存の要素の組み合わせでファッション業界にイノベーションを起こした」というお話です。1920年代にイノベーションの概念を世の中に初めて提唱した経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターの「イノベーション理論」に通じる考え方であり、なぜ100年が経過した今、シュンペーターが再びクローズアップされているのかを改めて納得することができました。

 もうひとつは、「売り上げは結果であり、結果を見て動くのは遅い。結果に影響を与えそうなことに先に手を打つ。それは消費者の動きであり、認識・気持ち・態度である」というお話です。これはまさに、マーケティング論の履修生が修得しなくてはならない「マーケティング思考」そのものであり、ビジネスにおいて、「KGI*」を達成するために「KPI**」を指標とする進捗管理の重要性に通じる考え方なのです。

 大変お忙しい中、今回の特別講義の依頼をご快諾いただいた光成章さんに心から感謝申し上げます。
 
*KGI(Key Goal Indicator):「重要目標達成指標」と訳され、企業の経営戦略として達成すべきゴールのこと
 
**KPI(Key Performance Indicator):「重要業績評価指標」と訳され、企業の経営戦略として達成すべきゴールがいくつかの要素で構成されており、それぞれの要素が目標に対してどのくらい達成しているかを示す数値やバロメーターのこと
 
文責 川口短期大学 ビジネス実務学科 織戸恒男
「武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」に行ってきました(こども学科 佐々木ゼミ 授業活動)
2024-07-18
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
7月13日(土)、こども学科 佐々木ゼミの学生と一緒に目黒区美術館で開催中の「生誕130年 武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」へ校外学習にでかけました。
事前に授業で、「童画」について雑誌「コドモノクニ」に描かれた作品を見ながら学びました。

そして、展覧会場で童画作品に限らず版画作品や本の装丁、デザインなど多岐広範な作品に触れ、学生たちも圧倒されていたようです。

展示の最後に掲げられた「平和白書」という作品の「平和とはこんなにもいいものだったのか 平和とはこんなにもいやなものだったのか」のページを目にして、生涯に多くの戦時を経験した武井武雄の戦争観/平和観に思いをはせる一日となりました。
また、武井が発明したとされる「vari-type」の版画方法を体験できるワークショップにも参加しました。

「画材の実験室」という会場で指導をうけながら、和気あいあいながら腕力全開の刷り作業を経て、それぞれ何とか形になりました。
学生の感想
学生が提出した事後の感想文を一部ご紹介します。今後のゼミ活動で絵本の研究発表を控えている学生たちにとって、作り手の矜持や思いを感じる良い機会になったようです。

  • 生まれ育った環境や経歴を知って作品を見ることで、その時々の武井武雄の考え方などが反映されている感じがして面白かったです。本に掲載されている写真画像ではでは分からないクレヨン絵の具の質感の違いや、筆のかすれ具合といった微細な部分まで、近くでじっくり見ることができました。背景の小さな建物の模様や人物の表情など、妥協を一切せずに丹精込めて描かれているのが印象的でした。また、さまざまな技法やジャンルに挑戦しており、とても意欲的で前衛的な人だったんだろうと思いました。

  • 授業で紹介された「画集」の武井武雄の絵を見た時より、実際は立体感や色彩などを細かく鑑賞することができて楽しかった。新しい描き方を知ったら全てやるような武井武雄の創作欲に驚いた。童心にかえるような感覚で作品を見ることができて楽しかった。

2024年7月18日(木)織戸恒男准教授の論説が埼玉新聞に掲載されました。
2024-07-18
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
2024年7月18日(木)_織戸恒男准教授_埼玉新聞
埼玉県立川口特別支援学校へ行ってきました!(こども学科 教授 井上昌士)
2024-07-17
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
7月10日(水)、昨年に引き続いて保育実習Ⅳ(こども学科 井上 昌士 教授)の学外授業として、埼玉県立川口特別支援学校(川口市赤井)を参観させていただきました。

埼玉県立川口特別支援学校は、主に知的障害のある児童生徒が通う特別支援学校で、小学部、中学部が設置されています。児童生徒数は昨年度よりも増加し、この夏休みから校舎の増築工事が開始されるそうです。

当日は山口伸一郎校長先生自ら校内を案内して下さいました。初めて特別支援学校を見学する学生がほとんどでしたが、児童生徒と実際に関わる場面でも戸惑うことなく、とてもよい表情でふれ合っていました。

見学後は学生からの質問に校長先生が一つ一つ大変ていねいにお答え下さいました。小学校、保育園、施設と目指している就職先はそれぞれ異なりますが、知的障害のある児童生徒の日常の様子を知ることができ、大変有意義で貴重な参観となりました。
授業の様子を参観させていただきました。
子どもたちと積極的にふれ合っています。
校長先生からの説明を全員真剣に伺っています。
校長先生を囲んでの記念写真です。
学生の感想
  • 恥ずかしがり屋な子どもや注目を浴びたい子どもなど様々な子どもがいて、なによりとてもみんな素直で見学させていただいてとても楽しかったです。

  • 初めて特別支援学校を見学し、子どもたちの実態や指導の工夫点などを知ることができてよかったです。

  • 自分が想像していた特別支援学校の様子より、ずっと学校の雰囲気が明るく先生方も優しく、保護者も安心して子どもを通わせることができるのだと思いました。

  • 今回川口特別支援学校を見学して、通常の学級と比べて1クラスにいる子どもや先生の人数の違いや机や椅子の足にテニスボールがついているなどの工夫を知ることができました。校長先生のお話を聞く上でわかった特別支援学校のやりがいや大変さを知ることが出来たのでとてもよい体験になりました。

  • 特別支援学校はどういうものか授業では学びましたが、見学して実際に見たり、校長先生のお話を伺ったりして自立活動や作業活動などの内容を知ることができ良かったです。

  • 厳しいところなのかなと思っていましたが、思っていたよりも明るく温かみのある雰囲気でした。また、教員の方々は話し方がハキハキしていてし、とにかく元気で楽しそうという印象を受けました。

  • 特別支援学校の先生は大変そうという印象がこれまでありましたが、見学してみて大変というよりも楽しさやおもしろさの方が大きいような印象を受けました。私は小学校教諭を目指していますが特別支援学校も楽しそうだと興味が湧きました。

  • 造形活動を沢山行っていることが分かりました。活動の一つ一つに工夫がされていてとても参考になりました。遊びを通して日々の成長に繋がる学びが沢山あることがわかり、子どもたちにとっては続けてまたやりたいと思えると思いました。
ANA公式Webサイト「LIVE ANA GROUP」に本学が掲載されました!
2024-07-17
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
空港関連業務への本学学生の就職機会を拡大するため、全国の大学で初めて「空港グランドハンドリング協会」に加盟しました。

5月9日(木)、同協会が主催するものとしては初めての「職場見学会」を開催していただき、川口短期大学、埼玉学園大学の学生15名が参加しました。

この模様が、ANAグループの活動を紹介する公式Webサイト「LIVE ANA GROUP」で紹介されました。

羽田空港での旅客ハンドリング、ランプハンドリングの見学の様子や、現役スタッフとの交流会の模様が掲載されています。

令和6年度 川口短期大学峯川会定期総会・懇親会実施報告
2024-07-17
カテゴリ:卒業生の方へ
令和6年度峯川会(同窓会)定期総会・懇親会が開催されました
令和6年7月15日(月)11時~13時「ディズニーアンバサダーホテル」において、令和6年度峯川会(同窓会)定期総会・懇親会が開催されました。会場となったディズニーホテルは、卒業生から開催のご要望が多く、ディズニーアンバサダーホテルでは5回目の開催となりました。1期生から36期生まで総勢300名を超える方にご出席いただきました。

定期総会では、事業報告・決算報告、事業計画・予算について提案され、承認されました。

定期総会終了後、小山内弘和学生委員長の祝辞、乾杯のご発声で懇親会がスタートしました。

今年度から抽選会の方法も変更し、複数ある景品から希望する景品にエントリーをする抽選会方式に変更しました。抽選会は歓声に沸いて大変盛り上がる抽選会となりました。

実施後のアンケートからは「ディズニーテイストを取り入れたお料理が可愛くて美味しかった」「久しぶりに授業でお世話になった先生にお会いできて嬉しかった」「授業中にいただいた言葉をいつも励みにして頑張っています」とメッセージが寄せられました。「全国に点在している友達が、一堂に会する機会となっているので、この機会を楽しみにしています。」と毎年欠かさず参加されている方もいらっしゃいます。

卒業生同士の交流はもちろん先生方と懇談されている卒業生の姿も多くみられ、川口短期大学ならではの雰囲気で盛況な会となりました。
こども学科 一色 翼 専任講師(博士(カウンセリング科学))が一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会「第14回公開シンポジウム」に登壇しました
2024-07-09
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
2024年6月29日(土)、御茶ノ水ソラシティにてハイブリット型オンラインシンポジウムが開催されました。

近藤清美先生(帝京大学教授)の司会進行のもと、水川和彦先生(岐阜市教育長)・仲里直美先生(沖縄県公立中学校教諭)とともに、本学こども学科 一色 翼 専任講師(博士(カウンセリング科学))が、シンポジストとして登壇しました。

450名近い参加者とともに、「多様な子どもたちが安心して学べる学校づくりにスクールカウンセリングはどう貢献できるか」というテーマで活発な議論が交わされました。
お茶の水女子大学 大多和 直樹 教授に「学校と(ネット)いじめ」についてご講義いただきました
2024-07-09
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
7月4日に、こども学科1年生が履修している「教育原理」の授業で、ゲストティーチャーとしてお茶の水女子大学基幹研究院人間科学系 大多和 直樹 教授(教育社会学)に、「学校(ネット)いじめ:スクールカーストを中心に~どう捉え・どう考えるか」と題しご講義いただきました。

大多和 直樹 教授は、教育社会学を専門とする立ち位置からいじめ問題(ネットいじめ)について、自身も関わられた高校生を対象とした大規模調査のデータを基に解説してくださいました。

「スクールカースト」が存在するといわれる学校空間において、「陽キャ」や「インキャ」などの個性がいかに作用しているとみられるのか、そこにネットいじめはどう関連するのか、等の問題を豊富なデータに基づく分析から読み解く研究に触れることができました。

学生たちにとっては、ネットを介するいじめという問題は身近なテーマであるため、真剣に大多和教授の話しに耳を傾ける姿がありました。学生たちがいじめ問題についてあらためて考えるきっかけになればと思います。

大多和教授からは、講義のはじめに「教育社会学という学問に触れてもらえる機会となれば」というお話しもありました。例えば、教育学といっても、教育哲学や教育史、教育行政学、教育方法学、教育社会学など様々な領域があり、それぞれ対象への研究のアプローチ方法が異なり、それにより同じ事象を研究対象としても問題の見え方や捉え方が異なってくるものです。「教育原理」は普段は教育史を専門とする大多和 雅絵(専任講師)が講義を担当していますが、本講義では教育社会学という学問領域の刺激を受けることができたのではないかと思います。学生時代に様々な学問領域に触れて、学問知を広げる経験を積んでもらいたいと思います。

(文責:こども学科 大多和 雅絵 専任講師)
「ホスピタリティ概論」で「日本の和文化体験:浴衣の着付けと生け花」 「就活メーク実習」の特別授業を行いました
2024-07-05
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
「浴衣の着付け」と「生け花体験」の体験
ビジネス実務学科の「ホスピタリティ概論」では、おもてなしやホスピタリティの神髄を学ぶとともに、多文化共生やダイバシティにも理解を深める授業を行っています。
 
7月5日に外部講師をお招きし、特別体験授業を行いました。

まず、夏本番を前に「浴衣の着付け」体験を行いました。
着付けの先生が希望した学生に対し、一人でもできる着付けの要領をレクチャーし、髪飾りのワンポイントをあしらった爽やかなメイクに仕上げていただきました。

その装いのまま、本学4階にある「礼法室」に移動し、日本古流の生け花の師匠による「生け花体験」を行いました。
浴衣に着替えた学生が、季節のお花を厳選して見事な生花を仕上げてくれました。

その成果は本学エントランスホールに展示してあります。
就活のためのメイク実習
また、就活シーズンに向けて「就活のためのメイク実習」を行いました。

面接選考に備えて、笑顔を引き立てる若々しいメイクのコツを、専門の先生に伝授していただきました。

代表でモデルとなった学生を、皆真剣な表情で見入っていました。
七夕の笹飾りも用意し、各自が短冊に願いを書いて思い思いに飾り付けを行い、夏を感じられる華やかな特別授業となりました。
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