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【初めての乳児室での授業】赤ちゃん人形を抱っこ、おんぶしました
2024-04-30
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
こども学科1年生は、「乳児保育」の授業において、乳児室デビューを飾りました。

授業内容は赤ちゃん人形での抱っこ、おんぶの実践です。

前回の授業で「出産」を学んだので、生まれてきた新生児の身体の大きさを自分たちの五感で体感してみました。
その後、抱っこ紐やおんぶ紐を使い、その方法を実践を通して学びました。

学生たちは、抱っこ紐おんぶ紐の装着方法に悪戦苦闘しましたが、協力し合って全員が抱っこまたはおんぶをすることができました。

みんな、自然と笑顔になっていました。
学生の感想
  • 赤ちゃんの人形だとしても3kgって思っていたよりも重くて、命の重さを感じた。
  • 横抱き、たて抱きがあること、そのやり方を実践することができた。赤ちゃんがびっくりしないように声をかけて抱っこすることも大切であることを知った。
  • 赤ちゃんを抱くときには手を洗う、赤ちゃんが寝る所、食べるところには不衛生なものは置かない、抱っこ紐は正確に装着して使うなど当たり前だけどすごく大切なことをしっかりと守るようにしたいです。
こども学科小山内ゼミ活動紹介『初めての発表』
2024-04-19
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
小山内ゼミでは最終課題として運動遊びの作成と実践を行います。
それに向け、初めての運動遊びの発表を行いました。今回の発表の目的は、運動遊びの実践を行ってみることです。そのため、運動遊びの概要とシナリオを作成し、実践してみました。
1.「宝探し」
【学生感想】
・細かいところまでの対応を考えていなかったので、間ができてしまったりうまく時間を調整したりすることができませんでした。また、声かけも少なく全体的に静かな活動になってしまったので次の活動を考える時には改善していきたいです。
・自分の中では明るくやっていたと感じていましたがもっと元気にやらないとその空気感が伝わり運動遊び自体が楽しいものではなくなってしまうことがわかりました。活動している人の行動を見ながら、次こうした方が難易度は上がるのではないか?1つ加えればもっと身体を動かせるのではないか?など変えていき良いものにしていく必要があると思いました。
・時間が思ったよりも早く終わるなど、自分たちが予想していなかった事があった時に、どうやって次の活動に繋げるかとか、臨機応変に行動するのが難しいと感じました。広い環境があったので、もう少し場所を生かしながら取り組む工夫もできたら良かったなと思いました。宝探しをする時に、保育者側だけじゃなく、やりたい人に隠してもらうなど、探す時には保育者側も一緒に参加しながら楽しめたので良かったです。
 
【教員からのコメント】
宝探しの発表では、運動遊びとしてアリーナという広い空間を大きく使うことはできていました。しかし、運動の要素が少ない活動でありました。リングを一つ見つけるごとにコーンに届けるようにするなどの工夫をすることで、運動を保証する遊びにすることができたと考えられました。
2.「風船運び」
【学生感想】
・想定よりも一周する時間が早く終わってしまい手以外を使った応用したものを色々その場で考えなければいけなかった。事前に別の案を考えて準備をした方が良いなと感じました。
・想定したよりも時間が早く進んで次何しようと困ることがありました。早く終わった時、進みが思ったより遅い時にどうするのかを色々なパターンで予想し対応することが大事だと感じました。また1番は自分たちが、子どもたちが楽しいと思えるように声のトーンや話し方、声かけの仕方工夫することが大事だと感じました。
・人前で話すことにまだ緊張してしまい、他の人に説明などを任せてしまった。このような場を今後は練習として園で子どもの前にたった時にしっかりと話せるようにしていくことを課題として見つけることが出来ました。
 
【教員からのコメント】
風船運びの活動として、多くの身体的部位を利用することができたことは、子どもの身体的な気付きを促すために良い活動であると感じました。しかし、使う部位を言葉だけで示してしまうことで理解が及ばない子どもの活動を停滞させる可能性が考えられました。問いとともに演示をすることで明確な理解が進むと考えられました。
3.「追いかけ玉入れ」
【学生感想】
・ルール説明をもっと分かりやすくゆっくり伝えられたなと思いました。走りながら投げる練習をしてもよかったのかと思いました。遊びの時間も長くするか短くするか難しく、1つの遊びでも考えることが多く大変でした。他のグループの遊びをやって、もっとこうしたほうがいいと思う点もあったので意見交換をしてより良くしてもいいと考えました。
・楽しみながら体を動かせ、考えた通りに進められてよかったです。しかし、追いかけながら入れるより自分の方にかごが来た時に入れていることが多くなったことから、追いかけて入れることができるような工夫や何回か行えるくらいの時間配分にして走る役を子どもに交代しながらできたらよかったなって思いました。
 
【教員からのコメント】
追いかけ玉入れでは、投げることから練習することにより、投げることを目的にした活動であることが明確になったと思います。一方、先生が活動者により近い場所を通ることを繰り返すことにより、その機会を減らしている様子も見られました。先生の動きや子どもの動きを工夫することで、より良い遊びや違う目的での遊びにもなると考えられました。
まとめ
初めての発表は、運営することに集中するあまり、静かな展開となりました。最終発表では、楽しいと感じられる雰囲気作りも忘れずに、準備を進めていくことを期待します。
資格講座「ホテルビジネス実務検定試験」で2年連続『優秀指導校賞』を受賞
2024-04-18
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科,エクステンションセンター
本学の資格講座は全35の資格取得コースを設定しており、学生は授業や学内活動、アルバイトの他に、将来の夢の実現のために、夜間に行われる資格講座にも取り組んでいます。

観光業界向けとして設定されている資格講座の中で、ホテル業界・ブライダル業界・接客サービス業を目指す学生が取得を目指す「ホテルビジネス実務検定」は、「ホテル業界の基礎知識、およびホテルの宿泊・料飲・宴会を中心としたサービスオペレーションを体系的に理解し、即戦力として接客業務に従事することができる(ベーシック2級)」ものとして毎年多くの学生が取り組んでいます。

昨年11月に行われた2023年度第1回目の検定試験において、10名以上の団体として本学にて試験を実施1)し、さらに合格率90%以上(全国平均68.3%)を達成した教育機関の指導を称えるために表彰する「優秀指導校賞」を、2022年度に引き続き2年連続で受賞いたしました。
指導の特徴として、学生個々の過去問題や模擬試験の結果をデータ化して分野(章)ごと、全体の成績点、を合格ラインに到達したかどうかが一目で分かるように数値化し、合格圏内、もう一息、苦手な分野(章)を一覧表で可視化して提示し、個人別のきめ細かい指導を行うことで学生のヤル気と合格ライン到達までの意識を高めていくようにしています。素晴らしい合格証書と成績証明書を手にしたときの学生の笑顔のために、講座を実施する8週間を学生と一緒に走り抜けていきます。体調などでやむなく講座を休む場合にはオンライン講座を用意する等、フォローアップも万全に行っています。

夏休みや週末型のインターンシップに参加して自信をつけ、さらにホテル・ブライダルの現場を見学し、あるいは企業説明会に参加して志望意欲を高めた学生は、この資格を取得して早期より十分な対策と準備をして就活に取り組むことで、第一志望の企業から続々と内々定を受けることができ、初めて迎える人生の進路において大きな夢を叶えています。

(資格講座担当講師: ビジネス実務学科 准教授 冨吉 光則
注1)本学は団体試験会場として認定されており、受験する学生は都内の試験会場に出向くことなく、学内の指定した教室で検定試験に取り組むことができるメリットがあります。

2023年度第1回目検定試験において「成績優秀賞(ベーシック2級)」を受賞した林あいらさんのコメント(
ビジネス実務学科2年)

ホテルビジネス実務検定
https://www.jec-jp.org/hken/
川口市にある歴史自然資料館でこども学科木谷安憲教授による『絵と言葉の展覧会』が開催されました
2024-04-17
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
令和6年3月1日(月)から3月20(水)まで、本学こども学科木谷安憲教授による『絵と言葉の展覧会』が開催されました。

多数の絵本や絵が展示されし、多くの方に足を運んでいただきました。絵本『おさんぽの おやくそくだもの』(文:きだにやすのり、絵:わたなべあや/あかね書房)に関しては、くだもののイメージで描いた人物画の他に、実際の原画見本も飾られていました。
入り口には1年木谷ゼミと西内ゼミの共同制作て蝶々の大きな絵が展示されました。

蝶を描いたのは、展示室に常設の蝶の標本があるからです。また、展示会場内には本学こども学科2年生の卒業制作冊子『ほいくことばでかんがえる』なども展示しました。

卒業間際、保育者になる前の想いや保育に対する理想が、絵と言葉で表現されています。
最終日には絵本づくりワークショップが行われました。

午前と午後、2回行いました。各回定員の15名が参加し、楽しく行われました。2日後に卒業式を控えた学生スタッフも4名参加してお手伝いしてくれました。
スタッフ4人の感想
「ワークショップを通して、子どもたちと1番好きなものを共有し楽しい時間を過ごすことができました。普段先生の絵を見る機会は少ないですが、木谷先生らしい素敵な作品を見ることができて良かったです」 
 
「ワークショップは様々な子どもと大人の絵を見れて楽しかったです。子どもたちの文に対する感性の違いや、いちばんだものの枠にとらわれない考え方が素敵だと感じました。 木谷先生の展示も温かい雰囲気をまとっていて良かったです」
 
「親子に向けてのワークショップは初めてだったため、どの程度アドバイスに入って良いか加減が難しかった。子どもの前で絵本のお手本を発表した場面では今までの実習が生き、子どもが興味を持てるような進行で進めることができたと思う」
 
「子どもの想像を膨らませる声掛けができたり、恥ずかしい気持ちをもちつつも絵本に絵や文字を描く子どもの姿を見たり、親子でコミュニケーションをとりながら参加する様子を見たりすることができ、4月から子どもと関わる仕事ができることへの期待感を感じ楽しい時間を過ごしました」
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級【国家資格】に合格
2024-04-17
カテゴリ:検定・資格合格者の声,エクステンションセンター
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級【国家資格】に合格
ビジネス実務学科2年
「ファイナンシャル・プランニング技能検定3級講座」

 私がこの講座を受講しようと思ったのは、講師の方が「ビジネス社会と出会うⅠ」の授業に来ていた際、資格について話をされ、この資格が国家資格であること、将来自分の役に立つ資格であることを知ったからです。また、講師の方の明るさも受講するきっかけのひとつになりました。

 試験対策は、とにかく問題集を繰り返し解き分からない問題には印をつけ、自分の学習成果を明確にしました。成果を振り返ることで自分がどれくらい理解できたかを確認してモチベーション維持につなげていました。講座終盤にはクリスマスやお正月などのイベントがあり、モチベーションや学習時間の確保に苦労しましたが、一緒に受講した友人と励まし合いながら最後まで頑張りました。

 将来は住宅業界への就職を考えているので、エクステンションセンター講座で取得したMOS(Word/Excelエキスパート、PowerPoint)の資格とともに、就職活動でアピールしていきたいと考えています。また、投資や相続など将来自分に必要となったタイミングで知識を活かせればと思います。

 講座では毎回集中して授業に取り組み、ポイントを押さえて学習すれば、合格が待っています。頑張ってください!
令和6年4月5日(金)入学式が挙行されました
2024-04-09
カテゴリ:在学生の方へ,新入生の方へ
令和6年4月5日(金)入学式が挙行されました
 令和6年度入学式が4月5日、本学体育アリーナで行われ205名が参加し、学長より入学を許可されました。

 学長は式辞で「皆さんの前途は国際情勢が混沌とし、困難なことが多い変革の時代。しかし、こういう時代だからこそ、21世紀を担う皆さんは白く大きなキャンバスに自由に夢や希望を描いて学び続けてほしい」と激励しました。

 新入生代表者は「目標と夢を実現できるよう、切磋琢磨しあいながら充実した学生生活を送りたい」と新たな決意を宣誓しました。

 満開の桜が咲きほこるなか、保護者やご家族の方も新入生の晴れの日を祝福しました。

 入学式後の新入生歓迎会では、ゼミ・クラスごとに分かれて自己紹介やクイズを行い、親睦を図ることができました。また抱えていた不安や疑問を先輩方に相談したことで、大学生活を期待へと変えることができ、新入生には笑顔があふれていました。

 新しい一歩を踏み出した新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの学生生活が実り多きものになりますよう、応援しています。
令和6年度前期ビジネス実務学科長表彰が行われました
2024-04-05
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科,エクステンションセンター
祝!資格取得!
ビジネス実務学科では半期に一度、エクステンションセンター講座受講者のうち、試験に合格して資格取得できた受講者に対して、「学科長表彰」を開催しています。

4月4日(木)に、以下の計48名について学科長表彰を行ないました。

  • MOS Wordエキスパート(上級):8名
  • MOS Excelエキスパート(上級):8名
  • ホテルビジネス検定:7名
  • ブライダルプランナー検定2級:5名
  • 秘書技能検定2級:3名
  • ITパスポート試験講座【国家試験】:2名
  • メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種:3名
  • 医療事務技能審査試験講座:10名
  • リテールマーケティング検定(販売士)3級:1名
  • ファイナンシャル・プランニング技能検定3級【国家資格】:1名
昨年に引き続き、「市価調」のリサーチ技法を実践してきました!
2024-04-03
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
フィールドワークで実践的なマーケティングの専門知識を学ぶゼミ
ビジネス実務学科織戸ゼミでは、マーケティングのフレームワーク(考え方の枠組み)とマーケティングリサーチの技法を用いて、ゼミ生が『カワイイ』と感じる「カワイイプロダクト」を研究しています。

この4月に2年生となったゼミ生は、アパレル&コスメのブランドや各種キャラクターに焦点を当て、ブランドとキャラクターのコラボレーションによる相乗効果といった観点からカワイイプロダクト研究を進めています。

2024年3月28日、カワイイプロダクトの特徴やターゲット層をより明確にすることを目的として、埼玉県越谷市にある日本最大級のショッピングモール「イオンレイクタウン」を視察し、競合店調査の手法である『市価調*(しかちょう)』を実践してきました。

今回は、ゼミ生が「市価調」の結果を今後の研究活動に活用するために用いる『ペルソナの想定』、『タッチポイントの予測』、『カスタマージャーニーマップの作成』を紹介します。これらのマーケティングの考え方は、企業が消費者の購買行動プロセスを理解するために欠かせないものです。
 
*詳細は下記URLの『「市価調」とは?』を参照
消費者購買行動プロセスを理解するための技法
1.ペルソナの想定

 『ペルソナ』とは商品やサービスのターゲットとして想定される顧客層の典型的なプロフィールや人物像のことです。年代や性別などターゲットの属性やライフスタイル、価値観といった仮想の顧客モデルを設定することで、広告や販促プロモーションの効果を高めることができると考えられています。なお、デスクリサーチや店舗視察、インタビューやアンケート調査を実施することによって、「ペルソナ」の人物像が実在するかどうか検証することが可能です。

2.タッチポイントの予測

 『タッチポイント(コンタクトポイントとも称されます)』とは、上記のペルソナが購買に至るまでに接触する広告や販促プロモーション、SNSとの接点のことです。確度の高いペルソナを想定することができれば、ターゲットが頻繁に接触するタッチポイントの種類(メディア)を予測することが可能です。

3.カスタマージャーニーマップの作成

 『カスタマージャーニーマップ』は顧客の購買に至るまでのプロセスを「ひとつの旅」に例え、商品やサービスの認知や興味喚起といった購買前の段階から、店頭やECサイト(ネットショップ)での購買体験へと顧客をいざない、購買後の実際の商品体験によって満足度を高めるための施策を考えるマーケティングの手法です。「カスタマージャーニー」は「ペルソナ」及び「タッチポイント」と密接な関係にあり、ペルソナを想定しタッチポイントを予測することによって「カスタマージャーニーマップ」を作成し、消費者の購買行動プロセスを理解します。
カスタマージャーニーマップ
購買行動プロセスの明確化による「ポジショニングマップ」の完成へ
 4月からゼミ生は、今回の市価調で収集した情報を分析した上で、アパレル&コスメのブランドやキャラクターをリストアップするとともに、ブランドイメージやキャラクターイメージと称される『アトリビュート**』を考案します。学内インタビューも交え、アトリビュートが出揃った段階でアンケート調査の統計的なデータを収集し、代表的なカワイイプロダクトの『ペルソナ』を想定して『タッチポイント』を予測、『カスタマージャーニーマップ』の作成に取り組みます。最終的にゼミ生は、1年後の卒業に向けて『カワイイプロダクト ポジショニングマップ』の完成を目指して研究活動を進めていきます。
 
**詳細は下記URLの『「アトリビュート」を考案し、「カワイイプロダクト ポジショニングマップ」を完成させる』を参照
学生からのコメント
  • 実際に店舗を視察してみると、1年次のゼミで考えた年齢層やライフスタイルなど、イメージ通りだったことやイメージと違うことが明確になり、とても良い経験になったと感じました。店舗視察の結果をこれからのゼミの活動に有効に活用したいと思います。
  • CDショップやお菓子屋さんなど普段は意識していませんでしたが、自分の身の回りにはキャラクターが数多く存在していることに驚きを感じました。キャラクターとブランドのコラボレーションを深掘りし、「カワイイプロダクト ポジショニングマップ」を完成させられるよう頑張ります。
  • キャラクターグッズのみを観察するだけでなく、コーナーの規模や在庫数などにも着目し、視野を広げることができたと思います。この貴重な経験を今後のゼミの活動に活かしていきたいと思います。
  • キャラクターのイメージを考えながら店舗を視察しました。普段、キャラクターのイメージを感覚的に捉えていたので、フィールドワークで言語化するヒントを得ることができました。2年次のゼミ活動も頑張ります。
 
 
文責 川口短期大学 ビジネス実務学科 織戸恒男
令和6年3月22日(金)学位記授与式が挙行されました。
2024-03-26
カテゴリ:在学生の方へ,卒業生の方へ
令和6年3月22日(金)学位記授与式が挙行されました。
本学体育アリーナにおいて、学位記授与式を挙行しました。

ビジネス実務学科90名、こども学科97名の合計187名に学位記が授与されました。

学長式辞では、将来へ志を持ち自分の道を切り開いてください、と卒業生を激励しました。

今年度の学位記授与式はご家族の方もご参加いただき、賑わいもひときわでした。

大学での学びにより成長した卒業生の姿は、自信に溢れ、満面の笑顔の中には充実した学生生活を送ることができたことを感じることができました。

式典後に5年ぶりに開催された卒業記念パーティーでは、友人やお世話になった先生方などと晴れやかな笑顔で語り合いながら、記念写真を撮る姿があちらこちらで見受けられ、新しい門出にふさわしい華やかな席となりました。最後には、学科ごとに集合写真を撮影し、別れを惜しみながら閉会となりました。

あっという間の2年間だったと思いますが、たくさんのことを経験されたと思います。また、苦楽を共に過ごした繋がりは、かけがえのない財産です。これからもその経験と財産を大切に、皆さんがこれから進むそれぞれの道で活躍されることを心から願っています。

卒業生のみなさん、これからも川口短期大学の卒業生としての自信と誇りをもって歩んで行ってください。ご卒業おめでとうございます。
株式会社ロッテの浦和工場の見学に行ってきました(ビジネス実務学科吉沢ゼミ)
2024-02-22
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
株式会社ロッテの浦和工場の見学に行ってきました
株式会社ロッテの浦和工場の見学に行ってきました
ビジネス実務学科 吉沢ゼミ1年生が株式会社ロッテの浦和工場の見学に行ってきました。

私たちのゼミは「経営学」を中心とした勉強を行っています。経営学はモノづくりの現場から始まったことを踏まえた上で、実際のモノづくりの現場に出かけ知識を広げ知見を獲得するため企業や会社に出向き研修を行っています。

今回はロッテの工場にお邪魔してモノづくりの現場をじっくり観察してきました。ご存知のように経営学の研究対象は企業や会社です。企業という言葉がありますが、これはなにがしかの業を企てること、すなわち、企業が継続していくための中心的な活動を企てるということになります。企業継続の中心的な活動がモノやサービスの生産です。私たちの生活は、企業や会社が生み出す製品やサービスで成り立っています。モノづくりの現場を見ることは、これから社会に巣立っていく学生にとってとても意義深いことであり、さまざまな示唆を与えてくれるものと考えています。

株式会社ロッテの浦和工場の見学に行ってきました
ロッテ浦和工場はJR埼京線・武蔵野線の武蔵浦和駅近くにある市街地に位置する工場であり、大きな市場に近い場所にある工場です。工場従業員800人、生産品目はガーナチョコレート、パイの実、コアラのマーチ、アイスクリームの爽、モナ王など私たちになじみの深い製品ばかりです。

今回見学したのはパイの実を製造するラインでした。
まず各種原料を混合する機械でパイの実のパイ生地を作り、圧延したのち6角形に裁断します。その後50メートルはあろうかと思われる長大な焼成炉を通りじっくり丁寧に焼き上げ、冷却し袋詰めの工程を経て個装の製品となります。それらはロットにまとめられ出荷用の段ボールに箱詰めされます。収納された段ボールは別の階に移送され、さらに段ボール単位のロットで出荷用の荷姿になり、パレットに載せられ発送口へと移動されます。そして消費者へと届けられるのです。

消費者の「口」に入る食品であり製造現場は徹底した衛生管理がなされ、いわゆる「3S」が行き届いています。製造現場における各種工夫も施され、規格に合わない製品が流れると異常を知らせるランプが点灯するなど自働化された装置が各所に設置されています。広い製造現場には最新鋭の各種機械が設置されておりますが、それに比べ機械のオペレーションを担当する作業員の方の数が少ないのも理解できました。製造工程を窓越しに見ることで全体を俯瞰でき作業の流れがよく理解できました。
ゼミ生の気づきや感想
  • 今回の工場見学で特に印象に残ったのは、生産過程で排出された廃棄物を無駄にしないというところでした。パイの実の生産で、生地を無駄なく使うために六角形にする、焦げや割れてしまったものを別の産業に活用するなど会社としてSDGsやCSRを意識していることが実感出来ました。また、最新技術を活用して少人数で工場を稼働させていることから人手不足や生産効率の問題を解決するために自動化はこれから必要なことだと学びました。持続的に会社を運営し、社会に貢献しようと努力していることがわかる良い体験でした。

  • 浦和工場でしか箱のパイの実を作っていないなど、工場の場所によって作っているものがそれぞれ別々なことを初めて知りました。また、想像していたよりもほとんど機械によっての作業が多く、人の作業が少ないことに驚きました。

  • パイの実とアイスは浦和工場と九州工場でしか作られていないと聞いて驚きました。今まで見たことのない工場の施設、ロボット、作る工程などを知れてよかったです。

  • 工場見学をして学んだことは物作りには様々な人や機械が関わっていることが分かりました。たくさんの工夫をしてより良いものを提供する精神に感動しました。

  • 今回の工場見学で、お客様によりよい商品を届けるために色んな知恵を使い、たくさんの工夫を経て商品が作られているのだなと感じました。

  • 普段何気なく食べているお菓子の数々がこんなにも細かい工夫がされていることにびっくりしました。次にロッテのお菓子を口にする時には学んだことを考えながら気にしながら食べようと思います。

<いずれも原文のママ掲載>
株式会社ロッテ浦和工場
以上の通り、実際に生産現場を実際に見るといろいろ理解できる点や新たな発見や疑問が生じてきます。これが工場見学の醍醐味であり、さらに経営学への興味が増すことにつながります。現場を見ることでしか理解できないことが多くある、これが分かっただけでも見学した意義は大きいと感じます。
おわりに
最後に、今回の工場見学を通して気づいた点は、ロッテの工場見学の人気のすさまじさでした。8か月前に何とか予約が取れ見学が実現したのです。そして現地に赴かなくては分からないことを理解できる良い機会を得たのです。こうした製造現場を見学するという経験を通して、企業や会社とは何かを知り、理解する糸口を見つけることができます。

経営学をベースに学生には広い視野で物事を観察し、そこで繰り広げられているミクロの物事に関心を向ける「眼力」を身に着けてほしいと願っています。今回の工場見学はそうして私たちゼミのテーマに近づくよい機会となりました。

最後に当日私たちの見学にご同行いただき説明や何かとご配慮いただきましたロッテ浦和工場の担当者の方々にお礼申し上げます。

(文章作成:ビジネス実務学科 教授 吉沢 正広
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