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川口市立医療センターの病児保育の見学をしました(こども学科・西内ゼミ活動紹介)
2024-01-09
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
令和5年12月22日(金)に、こども学科「保育・教育学演習Ⅰ」(西内ゼミ)の授業で、川口市立医療センターの小児科病棟を訪問して、0歳~中学3年生までのこどもを対象にした病児保育の具体的な取り組みについて見学を行いました。
川口市立医療センター正門玄関前
小児科病棟入口
 小児科病棟の病児保育担当の保育士さんは、当初、川口市内にある下条医院内の病児保育室で従事されました。その後、川口市立医療センターの看護補助者として勤務を行い、その間に通信教育で保育士資格を取得し、現在、病児保育の常勤保育士として約10年目になるそうです。

 主な職務内容は、小児病棟に入院した患児全員の病室訪問を行って、一人ひとりに合わせた様々な支援、季節ごとのイベントの企画、プレイルームや病棟内の壁面装飾、プレイルーム内にあるおもちゃの破損等の定期点検などの室内環境整備まで担当されております。
小児科病棟の壁面装飾
小児科病棟の壁面装飾
 また、通常は患児の年齢や発達段階に合わせて、身体を動かす遊びやゲーム等をプレイルームで行っておりますが、プレイルームでの活動が難しい場合には病室のベッド上で、おもちゃや絵本を用いた遊びに変更したり、学童期のこどもには製作活動やゲーム等も臨機応変に行っております。

 さらに、病後の後遺症のために身体に麻痺等が残ってしまったケースでは、リハビリ的な活動を一緒に行いながら、患児や保護者の入院に伴う悩みの相談にも随時対応しております。
プレイルームの様子
診療局長兼小児科部長 西岡正人先生(右から二人目)と一緒に
診療局長兼小児科部長 西岡正人先生(右から二人目)と一緒に
 なお、今回の見学を踏まえて、病児保育を適切に進めていくためには、保育士自身が保育の視点だけでこどもに関わるのではなく、医師、看護師、栄養士、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー、医療事務クラーク等の多職種との情報共有を円滑に行いながら、こどもの状態に合わせてオーダーメイドの支援を進めていくことが何よりも重要であることを学ばせていただきました。

 このような機会をご用意くださった、小児科責任者の診療局長兼部長の西岡正人先生様並びに副院長兼看護部長の佐藤千明先生、小児科病棟の看護師長さん、病児保育専任の常勤保育士さんに心より感謝申し上げます。
小児科病棟の常勤保育士から学ぶ
小児科病棟の常勤保育士から学ぶ
小児科病棟の常勤保育士から学ぶ
※現在、川口市内には病児・保育室が4ヶ所あります。詳細につきましては、下記にあります川口市のホームページをご参照ください。
 
川口市病児・病後児保育ホームページ
 
川口市病児・病後児保育利用の手引きPDF
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