戸田市立児童センタープリムローズでの学外授業(こども学科・授業紹介)
2024-08-20
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
戸田市立児童センタープリムローズを訪問しました
こども学科「保育実習(施設)」の事前学習の一環として、2024年7月20日、戸田市立児童センタープリムローズで学外授業を行いました。はじめに、館長の白瀧先生、職員の加藤先生から、児童センターの概要と日々の様子、職員の仕事などについて話を伺いました。
児童センターは、0〜18歳の子どもとその家族を対象とした遊び場です。子どもたちは思い思いの場所で、好きな遊びをして過ごします。プリムローズには、毎日平均200名、休日には400名もの来館があります。たくさんの子どもたちに来てもらうきっかけとして、夏には水遊びやお化け屋敷など季節ごとに様々なイベントが開催されています。また、次もまた来たい!と思えるように、そして子どもにとって「居場所」となるように、職員の方々は心を砕き、子どもや保護者一人ひとりと関わられているそうです。その「裏付け」とも言えるような、「高校生の時には、職員さんと話したいから来ていた」という元利用者の大学生ボランティアの方の話が印象的でした。そして、多くのOBのボランティアやアルバイトも、活躍しているそうです。
お話を伺った後、館内を案内いただき、学生たちは子どもたちと一緒に遊びました。最初は子どもにどう話しかけたら良いか、戸惑っていた様子も見られましたが、子どもたちがしている遊びに混ぜてもらい、少しの時間ですが交流を持つことができました。
学生の感想をご紹介します
「本当に色々なところから子ども達が遊びに来ていて、それぞれが好きな空間で自分の時間を過ごしていると気がつきました。館長さんが「また来たいと思ってもらう」ということを言っており、確かに、子ども・大人関係なしに、みんながまた来ようと思わなければ、児童館は成り立たないことを知りました。職員のイベントの実施や子どもとの関わり方など、見えない部分にたくさんの工夫があることを学びました。」
「保育士になるという立場で初めて児童館に行き、児童館の役割を実際に感じることができました。たくさんの子どもが自由に、リラックスして過ごしていて「居場所」の意味を理解しました。また、児童館の遊びを通して子ども同士、親同士、また職員とのコミュニケーションが生まれていて、交流の場として重要な役割を果たしているとわかりました。職員の方々が生き生きと楽しそうに働いているのが印象的でした。」
「私が一緒に遊んだ小学生の子二人は、家も近くなく、学校も違うと言っていたけれど、児童館という場所を通して交流ができるということに気づきました。また、職員の方は子どもや保護者に対しての声がけなどコミュニケーションを積極的にしていたなと感じ、そういった心掛けがまた来たいと思えるような居場所づくりにつながっているということを学びました。」
「実際に子ども達と関わってみて、遊びを通して子ども達のことをわかっていけるような気がしました。話しかけた時は敬語だったのが敬語ではなくなって、嬉しかったです。子ども同士でも話をしていて、聞いていると関係性がわかるのも楽しかったです。このようにして子ども達と距離を縮めるのかと気づきました。」
猛暑の夏休みの中、多くの学生を受け入れていただき、プリムローズの職員の皆様に心より感謝申し上げます。