本文へ移動
「武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」に行ってきました(こども学科 佐々木ゼミ 授業活動)
2024-07-18
カテゴリ:活動の紹介-こども学科
7月13日(土)、こども学科 佐々木ゼミの学生と一緒に目黒区美術館で開催中の「生誕130年 武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」へ校外学習にでかけました。
事前に授業で、「童画」について雑誌「コドモノクニ」に描かれた作品を見ながら学びました。

そして、展覧会場で童画作品に限らず版画作品や本の装丁、デザインなど多岐広範な作品に触れ、学生たちも圧倒されていたようです。

展示の最後に掲げられた「平和白書」という作品の「平和とはこんなにもいいものだったのか 平和とはこんなにもいやなものだったのか」のページを目にして、生涯に多くの戦時を経験した武井武雄の戦争観/平和観に思いをはせる一日となりました。
また、武井が発明したとされる「vari-type」の版画方法を体験できるワークショップにも参加しました。

「画材の実験室」という会場で指導をうけながら、和気あいあいながら腕力全開の刷り作業を経て、それぞれ何とか形になりました。
学生の感想
学生が提出した事後の感想文を一部ご紹介します。今後のゼミ活動で絵本の研究発表を控えている学生たちにとって、作り手の矜持や思いを感じる良い機会になったようです。

  • 生まれ育った環境や経歴を知って作品を見ることで、その時々の武井武雄の考え方などが反映されている感じがして面白かったです。本に掲載されている写真画像ではでは分からないクレヨン絵の具の質感の違いや、筆のかすれ具合といった微細な部分まで、近くでじっくり見ることができました。背景の小さな建物の模様や人物の表情など、妥協を一切せずに丹精込めて描かれているのが印象的でした。また、さまざまな技法やジャンルに挑戦しており、とても意欲的で前衛的な人だったんだろうと思いました。

  • 授業で紹介された「画集」の武井武雄の絵を見た時より、実際は立体感や色彩などを細かく鑑賞することができて楽しかった。新しい描き方を知ったら全てやるような武井武雄の創作欲に驚いた。童心にかえるような感覚で作品を見ることができて楽しかった。

TOPへ戻る