本文へ移動
ゼミ活動の一環として「野菜に感謝!プロジェクト-SDGs活動」を実践しました
2025-05-07
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
全国の大学でも珍しい「金継ぎ」の技術習得と実践によってSDGsに貢献し「埼玉県SDGsパートナー」に認定されているビジネス実務学科 冨吉ゼミでは、ゼミ生2年生が主体となり、農業生産者の協力を得て廃棄される野菜の有効活用による「食品ロス」をなくすための活動を行いました。

野菜農家・農業生産者の現場では、丹念に育てて収穫した野菜であっても出荷基準を満たさない形やサイズとなったもの、あるいは自然損傷のため市場に出せない野菜が一定数あります。それらは食用としては問題ないもののそのまま畑に放置されたりしています。
この現状に対して学生でも協力できることがあるのではないかとの思いから、観光業界群馬県の生産者から発送していただいて譲り受け、食材として有効活用するため、まずは自らの食材として調理してみることを始めました。

春めいてきた4月21日に春野菜のキャベツが収穫され、その中から廃棄される一部を今回のSDGs活動にと送っていただきました。
その新鮮さや甘さ、そして食材としての価値を確認し、さっそく各自が持ち帰り、家族と工夫をして献立の一部にしておいしくいただきました。

ポトフ、バジルパスタ、キャベツときゅうりの塩昆布和え、キャベツと豚肉とえのきの中華炒め、野菜炒め、焼きそば、お好み焼き、スープ、サラダなど、調理した一品料理の数々には工夫が感じられるものばかりでした。

埼玉県以外の出身で大学周辺に一人暮らしをしている学生にとっては食事の2-3回分にもなり、栄養補給の機会にもなったと喜びの声が聞かれました。
ポトフに調理
ポトフに調理
軽く茹でてオリーブオイルをまぶしてサラダに、新ジャガ添え
送料は学生が分担して負担し、さらに農業生産者への感謝の気持ちを学生各自が自発的にドネーションという形でゼミの募金に加えました。

今後もこの活動を継続しつつ、ゼミ2年生全員で行う秋の大学祭イベントで食品の出店を出展した際に食材として利用しようと自発的に企画を練り始めました。

今回の募金はゼミの会計担当が管理し、10月の大学祭での出店の売上の一部も募金に加えて、埼玉県「こども食堂」に寄付することにしています。(すでに3月の春日部SDGsフォーラムの売上金も積み立てています)
学生のコメント
  • 少しでもSDGsに協力できたことが嬉しいです、ご協力ありがとうございました。
  • 美味しいキャベツを提供して頂きありがとうございました。食品ロスや、物価高騰に少しでも力になれればと思っています。
  • 今回はこのような機会を頂きありがとうございました。実際頂いたキャベツをポトフにして家族で美味しく頂きました。高校で農業の勉強をしていたこともあり、改めて食べ物のありがたみを感じることが出来ました。これからも好き嫌いをせず、残さず食べるなど自分が出来ることをして食品ロスに貢献していきたいです。
  • 今回のプロジェクトを通して、キャベツだけでなく他の野菜にも関心を持ちました。また値段高騰や食品ロスなどといったことをもっと学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。
  • キャベツをありがとうございました!改めてSDGsについて考えたいと思いました。
  • この度はありがとうございました。これから料理をするうえでも、使える部分は使いたいと思いました。
  • 食品ロスについて今までたくさん話を聞いてきましたが、実際にこのようなSDGsにつながるものに参加したことがありませんでした。今回のことを通して更に食品に関してのSDGsについて関心を深めていきたいと思いました。今回はこのような機会をいただきましてありがとうございました。
  • 出荷できる野菜の規定は厳しく、出荷できずに廃棄となってしまう野菜が多くあることを知りました。まだまだ美味しく食べられる野菜を提供していただきありがとうございました。大学祭で、たくさんの学生に野菜の食品ロスやSDGsについて知ってもらう良い機会を作りたいと思います。
  • とても美味しいキャベツをありがとうございました!普段はなかなか目にすることのない規格外野菜に触れ、食品ロスやSDGsについて考えるきっかけになりました。これからも私たち学生ができることを考え、行動につなげていきたいと思います。いつも美味しい野菜を作ってくださってありがとうございます!育てるのは大変だと思いますが、これからも頑張ってください!
  • 野菜をくださり、ありがとうございました。とても美味しかったです。私自身できる限り食品ロスがないよう取り組んでいきたいと思います。
  • 野菜を届けてくださり、ありがとうございました。とても美味しかったです。
  • 一人暮らしだとつい栄養が偏ってしまうので、おいしく楽しく食べられるいい機会になりました。ありがとうございました。
  • 貴重なお野菜をいただきありがとうございました!



今回ご協力いただきました群馬県在住野菜生産者であり「認定農業者・野菜ソムリエ」の清水理様には心から感謝いたします。

清水様は長く観光業界で活躍され、コロナを機に新規一転農業に取り組んで「農業+観光」の新しい形を目指し日々研究されています。

このあとジャガイモも収穫時期に入り、夏野菜のトウモロコシ、アスパラガス、ナスの植え付けが始まるそうです。

これからもご協力いただきながらSDGsの学びの機会を生かし、少しでも持続可能な社会の実現に取り組んでいきたいと思います。誠にありがとうございました。
群馬県富岡市にある清水様のキャベツ畑(撮影時は3月)
(5月撮影)
TOPへ戻る