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「かすかべSDGsフォーラム2025」でワークショップを出展しました
2025-04-03
カテゴリ:活動の紹介-ビジネス実務学科
「かすかべSDGsフォーラム2025」は、地域の方々へのSDGsの普及啓発や地域全体のSDGs達成に向けて各自の取り組みを促進させることを目的とした春日部市主催のイベントで、3月15日(土)に春日部市役所と三井ショッピングパークララガーデン春日部で開催され、川口短期大学ビジネス実務学科から「金継ぎによる割れた陶器のリユース」(冨吉ゼミ)として出展しました。

このイベントは、持続可能な開発目標であるSDGsを広く市民に啓蒙し、実践するアイデアを展示して市民に直接体験してもらうことを通じて、SDGsの考えを広めていく価値のあるイベントです。
本学からの出展である「金継ぎ体験」は、昨年10月の大学祭でゼミの発表としてワークショップ形式で初披露され、その様子は埼玉新聞にも掲載されました。

日本の伝統文化である「金継ぎ」の良さを知っていただくために、冨吉ゼミの1年生(当時)が中心となり、ワークショップ形式で初参加しました。

川口短期大学はこの理念と活動テーマにより、昨年11月30日に「埼玉県SDGsパートナー」に認定されました。

今回の参加は、その活動の一環にもつながるものとして、指導教員と学生とが準備をし、広く市民の皆さんに日本の伝統文化の一端を披露する機会としました。
当日は、約1時間の体験に9組の方に参加していただき、実際に金継ぎのおもな工程である割れ・欠けた箇所を研ぐ作業と生漆を塗っての接合作業、そして最終工程の金粉を蒔く作業を体験していただき、体験後は最終工程の仕上げを施した陶器をお持ち帰りいただきました。

大人の方だけでなく、幼稚園児・小学生・中学生・高校生も体験に来ていただき、本学学生の手ほどきで約1時間の体験を楽しんでいただきました。
春日部市内だけでなく埼玉県内には日本の伝統文化である「金継ぎ」を手軽に体験できる場所や機会が少ないので、この機会に体験してみたかった、という方も多数ブースにお越しいただき、絶えることのない賑わいを見せていました。

また、このワークショップを利用して自宅から割れた陶器を持参され、「どのようにしたら修復できるのか」、「学生の実習の対象として修復に使ってほしい」といったご意見も寄せられ、テレビや雑誌を見て「金継ぎ」がじわりとリユースや再利用につながることをご存知の方が増えてきたと実感しました。
対応した本学の冨吉ゼミの学生3名は、就職活動のさなかではありますが、初めての大学外でのワークショップで心地よい疲労を感じながらも充実した1日を経験することができました。

本イベントのご紹介、並びに春日部市との調整、当日のブースでのサポートまで多くのご尽力をいただきました埼玉県企画財政部 計画調整課 総括・SDGs推進担当の皆様、ありがとうございました。

(文責:ビジネス実務学科 准教授 冨吉光則

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